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ステファン・カリーが経験した左第2中手骨骨折とは?手術とリハビリ内容を解説!

ステファン・カリーが経験した左第2中手骨骨折とは?手術とリハビリ内容を解説! 

ステファン・カリーはNBAのトッププレイヤーとして有名ですが、先日の試合で着地に失敗、手を骨折し手術したとチームの公式が発表しました。その骨折と手術内容、リハビリの内容はどういったものになるのでしょうか?この記事で解説していきたいと思います。 

第2中手骨とは?どこの骨? 

中手骨とは手のひらにあたる部分の骨で、第2とは人差し指をさします。つまり、この場合は人差し指の手のひらを骨折したということになります。 

第2中手骨は折れやすい? 

最も折れやすいのは第4・5中手骨、つまり薬指と小指です。ボクサー骨折という骨折で、握りこぶしで力が入りやすい薬指と小指が折れやすいというメカニズムです。しかし、ステファン・カリーの場合、ボールを持った状態でジャンプし、相手選手と交錯してそのまま着地に失敗、手をついて骨折したという形です。ボールを握る際には母指球付近で持つため、力が母指球付近に集中していたと思われます。その状態で手のひらをコートについたため、人差し指が折れてしまったものと思われます。 

手術の内容は? 

  1. プレートで固定する方法 
  2. 骨の中からワイヤーで固定する方法 
  3. 皮膚の下からワイヤーで固定する方法 

以上の方法になりますが、①③の場合スポーツ復帰まで時間がかかってしまいます。

そのため、ステファン・カリーはおそらく②の方法を選択したのではないかと考えます。この方法であれば骨がつけばスポーツ復帰可能で、ワイヤーを抜くのはオフシーズンに入ってから可能ですので、最も早く競技復帰できると思われます。

患者の状態によりますが、多くの場合、1ヶ月は関節固定、そこから徐々に関節を動かし始め、2ヶ月立たないくらいで完全に固定を外し2・3ヶ月で競技復帰という流れになります。例に漏れず、ステファン・カリーも2月の競技復帰を目標という記事が出ていましたので、3ヶ月をめどにリハビリを行っていくスケジュールであると考えられます。 

どういった固定方法をするの? 

固定方法としては装具を使って、人差し指と中指を固定する形になります。手の平からMP関節と呼ばれる関節、いわゆる第三関節まで固定して、骨がつくまでは動かないようにします。1ヶ月経った頃から徐々に固定を外し、例えば作業をしない時には固定を外すなどして固定を弱くします。固定装具からテーピングへ移行し、動かしていくことを増やしていきます。 

どういったリハビリをしていくの? 

指の骨折に限らずですが、骨折すると固定するため、関節包と呼ばれる組織や筋肉・筋膜・靭帯など様々な組織が固まってしまいます。これを拘縮というのですが、リハビリの第一の目的はこの拘縮をほぐしていくことになります。 

しかし、固定中には骨をくっつけることが優先されるため、固定が最優先です。そのため、拘縮が進んでしまいます。そこで少しでも拘縮しないようにするために、動かせるところは動かすという方法をとります。例えば人差し指と中指を動かす筋肉のうち、長指屈筋長指伸筋と呼ばれる筋肉は肘についています。そのため、指を動かさなくても肘を動かせばこの筋肉を使うことができます。そうすることで筋肉が拘縮することを若干ではありますが予防することができます。 

肘に限らず、固定していて痛みがないようであれば第一関節を動かしたりもします。動かせるところの筋肉を動かすことは筋肉の拘縮を防ぐ意味でとても重要です。

それだけでなく、筋肉が動けば筋肉のポンプ作用によって血流が良くなります。血流が良くなることで疲労物質炎症物質代謝が良くなり、さらに骨の再生に必要な栄養素を送り届けることも可能です。

骨折した後は必ず炎症が起こり、腫れます。晴れがいつまでも残っていると痛みもひきにくく、骨折の治りも悪くなるため血流を良くしていくことはとても大切なことです。もちろん痛みがあればそれはやりすぎです。痛くない範囲でしっかりと動かしていくことが重要です。 

固定が外れた後は折れたところの拘縮をほぐすリハビリに入ります。上述した内容では大きな筋肉の拘縮はある程度予防できますが、小さな筋肉や骨周囲の脂肪・筋肉・筋膜・靭帯・関節包など様々な組織にはどうしても拘縮が出てしまいます。これらの組織を少しずつゆっくりと他人の手で動かしていき、痛みのない範囲で自分でも動かしていくことがリハビリとなっていきます。 

この段階になると、痛みが大きな問題になります。固定すると組織が硬くなることはもちろんですが、動かさないことで刺激に弱くなります。つまり、痛みを感じやすくなってしまうのです。徐々に動かしていくのですが、どんな人でもほとんどの場合かなりの痛みを伴います。そのため、徐々に動かしていくことが大事です。まずは他人の手でストレッチする程度から始めていきます。固定が外れたからといっていきなり負荷の強い筋トレのようなことは絶対にしてはいけません。刺激に耐えられないし、強い痛みが防御性の筋肉の緊張などを引き起こしてしまうため、段階を踏んで少しずつ進めていくことが重要です。 

リハビリ以外に骨を早く治すためには? 

骨折を早く治す方法としてはとにかく栄養休息が重要です。骨の再生に必要なタンパク質カルシウムビタミンをしっかりと摂取し、無理に骨を動かさず固定をしっかりと守って休めてあげることです。どんな人でも骨折の治癒にはある程度時間がかかります。栄養と休息をしっかりとって、骨を休ませてあげることが考えるべきです。 

まとめ 

ステファン・カリー選手の第2中手骨骨折は時間がかかりますが、リハビリや手術も大きなものではなく必ず復帰できるものです。それだけでなく、指が動かせない間下半身や体幹を鍛えられるのでむしろフィジカル的に強化される可能性もあります。2月の復帰を楽しみに、応援しましょう! 

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