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私のオススメはこれ!小児分野を専門とする理学療法士オススメの書籍ベスト5☆ 

私のオススメはこれ!小児分野を専門とする理学療法士オススメの書籍ベスト5☆ 

小児分野の理学療法士になって13年目になりますが、その間に多くの書籍を通して知識を深めたり、あるいは得た知識を臨床の場面に活かしたりしてきました。 

今回は、この書籍は勉強になったという書籍についてランキング形式で紹介していきたいと思います。 

第5位~脳性まひ児の家庭療育~ 

医歯薬出版
脳性まひ児の家庭療育
価格:4620円

 

小児の理学療法は厳密には失ったものを再度獲得するという意味のリハビリテーションではなく、出生後から始まる身体機能の獲得を目的に日常生活に反映させていく意味としての療育であると言われています。 

この書籍は、脳性まひ児の療育とはどのように行うのか、あるいは理学療法士としてどのように家族を支援していけばよいのかということなどが詳しく記載されています。 

もちろん、療育を行う対象となる小児疾患は脳性まひだけではありませんが、基本的な療育の概念や心構え、子どもに関わるセラピストとしてどのように関わればよいのかこの書籍を読んでいただければ理解しやすくなると思います。 

私達は、治療を行うだけが仕事ではありません。 

治療を行う前にまずどのような心構えを持つ必要があるのかしっかり理解していきましょう。 

第4位~脳性まひ児の24時間姿勢ケアThe Chailey Approach to Postural Management~ 

三輪書店
脳性まひ児の24時間姿勢ケア―The Chailey Approach to Postural Management
価格:4620円

小児の理学療法において脳性まひの子どもたちを担当する機会は多いです。 

おそらく小児に関わる理学療法士の半数以上が脳性まひの子どもたちを担当していると思いますが、その分脳性まひは疾患に伴う症状が複雑でどのように理学療法を展開していけばよいのか難しい場合があります。 

特に脳性まひは身体運動麻痺が主症状なので、日常的に姿勢ケアを行う必要性が高い傾向があります。 

そんな脳性まひの日常的な姿勢ケアを評価するための手段や方法などが詳しく記載されているのが「脳性まひ児の24時間姿勢ケア」という書籍です。 

この書籍には脳性まひの普段の姿勢を細かく分類するChailey姿勢能力発達レベルという評価法が記載されており、具体的にどのように姿勢を評価するのかということだけでなく、脳性まひ児の姿勢の特徴やその後の予後も含めた姿勢管理について詳しく記載されています。 

また、なぜ脳性まひ児は日常的な姿勢管理が必要なのかということや、脳性まひの各タイプ別の姿勢・動作に関連した補装具の提案・アドバイスも記載されています。 

分かりやすく質問形式で記載されているので、セクションごとに知識を深めることが出来るのも良いと思います。 

第3位~子どもの理学療法―脳性麻痺の早期アプローチから地域理学療法まで 

三輪書店
子どもの理学療法―脳性麻痺の早期アプローチから地域理学療法まで
価格:4620円

小児分野は治療を行う対象が子どもなので、思ったように治療を行うことも難しいですし、家族との密な関わりが求められたりするなどの他の理学療法の分野と比較してもかなり特殊な分野であると思います。 

そのため、就職してからすぐに思ったように治療を実施することが出来できなかったり、養成校では教えてくれない新たな知識も必要とされたりするので、働き始めてから数年は試行錯誤が続くことが多いです。 

そんな小児分野の理学療法士になったばかりの方におすすめする書籍が「子どもの理学療法」です。 

この書籍は、小児分野に関わるエキスパートの理学療法士がそれぞれセクションごとに経験したことを記載しており、主に小児分野に就職してから1~3・4年目の理学療法士向けの内容が中心となっています。 

また、小児の理学療法士が関わることの多い脳性まひだけではなく、近年増加してきている低出生体重児の所見についても記載されています。 

内容は初学者でも分かりやすい文章で構成されているので、新人の理学療法士だけでなく学生でも理解しやすいのではないかと思います。 

小児分野に関わる理学療法士の第一歩として読むには最適の書籍だと思います。 

第2位~正常発達脳性まひ治療への応用~ 

 

三輪書店
正常発達―脳性まひ治療への応用

小児分野に関わる理学療法士として最も必要な知識は正常発達の知識です。 

しかし、月齢ごとに写真などを交えながら獲得されていく身体運動発達を簡単に紹介している書籍はたくさんありますが、その身体運動発達ごとになぜそのような発達が起こるのか詳しく記載されている書籍は少ないです。 

そんな正常発達について詳しく、しかも分かりやすく記載されている書籍がこの「正常発達 第1版」です。 

内容を書かれた方は、小児のボバース概念を専門にされている理学療法士の著名な方なので、ボバース概念に沿って正常発達を姿勢ごとに詳しく説明されています。 

内容は大きく分けて健常児が出生してから1歳前後までの歩行を獲得するまでの内容と、脳性まひ児にどのように正常発達の知識を交えながら治療を行っていけばよいのかという内容の2つのセクションに分かれています。 

また、各姿勢・動作を詳しく丁寧に記載されていますが、文章ばかりではなく画像を交えながら説明してあるのでとてもわかりやすい内容になっています。 

私は、ページごとにスペースが結構あるので、覚えておきたい内容を画像の横のスペースに書き込むなどして知識を深めていくという使い方をしています。 

この書籍を読めばある程度正常発達は理解できるのではないかと思います。 

ぜひ、一度は読んでみてください。 

第1位~正常発達 脳性まひの治療アイディア 

三輪書店
正常発達 脳性まひの治療アイディア
価格:4180円

この書籍は「正常発達 第1版」の数年後に出版された書籍で、第1版で記載されていない内容をもとにさらに詳しく内容が一新された書籍です。 

第1版と構成自体はほとんど変わりませんが、何よりこの書籍の素晴らしい点として妊娠期間中の子どもの発達が詳しく記載されていることが特徴です。 

妊娠期間中(胎児期)の発達は、これまであまり馴染みがないことがほとんどで、出生してからの身体運動発達が詳しく記載された書籍は多くありますが、この書籍のように胎児期の発達について分かりやすく記載された書籍は珍しいと思います。 

現在の小児理学療法の大きな問題となっている早産・低出生体重児の増加が、なぜ出生後の運動発達に影響を及ぼすのかということがこの書籍を読むと理解しやすくなると思います。 

また、もう一つおすすめする理由として脳性まひの身体運動麻痺のパターンごとに詳しく評価できる新たな評価法の提案がなされているということです。 

これまで、脳性まひはその身体症状の複雑さからそれぞれ詳細に分類することは困難でしたが、この評価法と書籍の内容を理解することである程度脳性まひの子どもたちの予後を予測し、治療法の展開の仕方が理解できるのではないかと思います。 

第1版と合わせてぜひ一読してもらいたい書籍の一つです。 

まとめ 

5つ書籍を紹介しましたが、おそらく小児理学療法に携わる方であれば一度は目にしたことがある書籍ばかりではないかと思います。 

小児理学療法の書籍の数はあまり多くありませんが、それだけ小児の理学療法はエビデンスがまだ構築されておらず、未知の部分が多い分野なのかもしれません。 

ただ、様々な治療法が情報として行き交う現在だからこそ基本的な部分を大事にしていかなくてはならないと思い、小児理学療法において最も基本的な正常発達の書籍をおすすめしました。 

正常発達の知識は一度理解するだけでなく、臨床の場面で実際に治療として展開しもう一度知識としてフィードバックすることが重要です。 

何度も繰り返し読むと同じ内容を再度読むことになりますが、一度読んだ内容も臨床を経験するとまた違った内容として読み取れるはずです。 

小児分野に携わっている方もこれから小児分野に興味を持たれる方も一度は手にとって読んでほしい書籍ばかりなので、この機会に是非読んでみてください。 

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