疾患概要

腸脛靭帯炎の概要

腸脛靭帯炎の概要

スポーツ選手の膝の痛みの原因で腸脛靭帯炎というものがあります。

あまり聞きなれた名前ではありませんが、ランナー膝と聞いたら知っている人もいると思います。その名の通りよく走るスポーツをする方に多い障害になってきます。ではなぜ走りすぎると腸脛靭帯炎になってしまうのでしょうか

腸脛靭帯って何?

そもそも腸脛靭帯というのは太ももの一番外側にある幅広い組織になります。腸骨という骨盤の骨やお尻の筋肉などから始まり、膝関節をまたいで、すねの骨の上のほうに付着しています。筋肉のように伸縮性はありません。

腸脛靭帯炎の症状

腸脛靭帯炎では膝の外側に痛みが生じます。この部分には外側上顆と言われる骨の出っ張った部分がある場所になります。走ったり自転車に乗ったりして膝の曲げ伸ばしを繰り返し行うことによって、外側上顆と腸脛靭帯がこすれあうことで炎症が起き痛くなります。

走り始めは痛くないですが、ある一定距離を超えて走ると痛くなってくるのが特徴です。

原因はオーバーワークによる腸脛靭帯やその周囲の筋肉の過緊張、ランニングフォームの不良、O脚などが挙げられます。

治療

腸脛靭帯炎は保存療法が中心です。運動量の調整やストレッチ、筋トレが中心の運動療法、シップや痛み止めなどの薬物療法がおこなわれています。

まずは安静が一番大事になってきます。痛みが軽いからといって無理に運動を続けてしまうと再発を繰り返したり、痛みが強くなったりしてしまいます。患部の炎症を抑えるために氷でアイシングを20分ほど行います。

運動療法では腸脛靭帯やお尻まわりの筋肉、太ももの筋肉、ふくらはぎの筋肉のストレッチを行います。筋トレではお尻周りの筋肉の強化を中心に行います。

ランニングフォームや姿勢が不良な場合は、動作指導も行っていきます。

まとめ

腸脛靭帯炎はよく走る人に起こりやすいと言われています。早く動きたいからといって、初期に適切な治療を行っていかないとなかなか痛みが取れなかったり、再発を繰り返したりする傾向があります。

安静にすることで痛みは軽減しますが、ストレッチと筋トレも行っていき痛みが出にくい体にしていきましょう。

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